貧果とグレイな料理

リーダー

2022年11月13日 21:29

【2022年11月中旬 貧果の翌日】

今更な話になりますが、ルアーを使った釣りは、

ベイトと呼ばれる餌となる小魚やゴカイに似せた疑似餌を動かして魚を釣る方法だと思います。


管理人が離島でメバルを狙うの場合・・・

春はキビナゴやコイワシを模したメタルジグや35~50mmのミノー(ワームも使います)、


秋から冬にかけては青虫や稚魚をイメージしたワームやカブラを使うことが多いです。

ルアーの場合、総じて初春~初夏に活性が高く、晩夏~中秋は磯場での釣りは厳しくなるので、

餌釣りのメンバーに分があると思います。 ┐(´~`;)┌



管理人の釣果にもそれがよく現れていて、晩秋以降の離島釣行はまったくダメダメな釣績でした(泣)。

さて、前振りが長くなりましたが、貧果であっても持帰る魚に恵まれるのが、釣りクラブの良いところだと思います(笑)。

隣にいたチームメイトの餌釣り師さんから、30cmほどのグレを進呈されました。

ルアーで狙うことはきわめて難しい魚だと思います(笑)。



グレは、正式和名をメジナといい、九州ではクロ等と俗称されます。

関西や西日本で呼ばれるグレの語源については諸説ありますが、

学名「Girella punctana Gray」のGrayに由来した(=グレ)のではないかと思われます。


管理人が生まれ育った大分県南の地元ではグレとは言わず、「タカイオ」とも呼ばれ・・・

少し足を延ばせば、「鶴見崎(男の港)」、「米水津(よのうづ)」といった有名なグレ釣り場があります。

グレは恰好のターゲットとなっていて、釣りものとしてだけでなく、寒グレの時季には刺身や鍋料理に人気の高い食材です。


ところが、地域性の違いなのか、ここ岡山ではそこまでのグレ人気はないようです。

理由を訊いてみると、磯臭いからだとか。 (>_<)

(そんなに磯臭いかなぁ、少なくとも秋以降のグレは・・・)

チームメイトさんから頂いたグレは生きが良く、肉厚だったので、迷わずお造りにしてみました。



(ウロコを落とす前に撮ればよかったです)


まず、マダイに比べて背骨や頭骨が軟らかく、ウロコが小さいため、下ごしらえが非常に楽です。

また、頭が小さく体高があるので、食べる部位が多く、刺身向きの食材といえます。


時季的には寒グレの一歩手前の脂のノリでしたが、脂がハラミに偏らず、バランスの良い状態でした。




身の本体は、お造りに、頭・背骨・ハラミはカサゴと一緒に吸い物にしました。

皮はコラーゲンたっぷりで軟らかく、女性にも好まれる食材といえます。




さて、実食です。 ш( ̄▽ ̄)ш

お造りは、磯臭さがまったくなく、全体に程よい脂のうま味がまわって、

7月の小爆した際にアップしたカサゴの刺身を凌駕するほどです。 (≧∇≦)b


遊びに来ていた娘1号が美味しいといって、半分以上食べてしまいました。

吸い物の方も、骨の多いカサゴに比べて食べやすく、

すましに上品な脂が漂い、本当に美味な一品となりました(自画自賛)。

(V)( ̄∇ ̄)(V)


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