潮位が・・・

リーダー

2009年12月29日 01:58

12月26日)、12月初旬以来のメバル狙いに行ってまいりました。



天候の崩れもなく、気温低下もさほどではなく、コンディションとしては悪くないのですが・・・

半月というのはさておき・・・この日は満潮が夕刻・・・



開始は例によって22時過ぎ・・・現地に着いてみると、メバル云々以前に海が遠いです(汗)


ポイントを移動しながら何箇所が粘ってみましたが・・・結果は歴然(更汗)




干底を狙って捨石際まで降りてカサゴを狙ってみるも・・・音無し


この日は捨石の更に沖の砂浜まで干上がって・・・潮干狩りでもしようかという状況でした(T_T)



ワームは何が良かったとか、プラグが効いたとかいう以前の問題でして・・・




戦士の皆様、お疲れさまでした(指揮官が悪うございました)




言い訳ですが、この日はご覧のとおりの潮でして・・・






私のイメージするこの地のベストコンディションが220250cmとすると、この日は満潮が180cmなのですが・・・

それからすると、実釣の時間帯は100cm以上低いことになりますね。



ところで、この潮汐表の示す「潮位:単位(cm)」とは、何を基準にしているかご存知ですか?
(以下はややこしいので、お暇ならどうぞ)




通常、地図(地形図)などに示されている標高というと・・・


海抜○○○mというように、ご存知のかたも多いと思いますが海面を基準にしている高さです。



この場合、基準となるのは「東京湾平均海面(東京湾中等潮位とも言います)」
T.P.で表わされています。


海抜0m地帯や、富士山は海抜3,776m・・・などと言われるのがそれです。



(こういうことです)



ところが・・・

海図などに示されている高さはというと、別の基準が高さ表示に使用されています。


これは、港湾毎に設定されているもので、港湾関係施設では「基本水準面」あるいは「港湾基準面」などを用い・・・C.D.L.で表わすことが多いようです。

(簡単にいうと水深を表わすためのものです)



実は潮汐表などで使用する潮位は、さらにこれとも少し異なっているのです。

(こんな感じです↓)


ちなみに岡山県の宇野港を例にとなると、標高0.00mの位置を港湾基準面で表わすと、
C.D.L.+1.35m(玉野市HPより引用)になるようです。



更に、標高0mを潮汐表に用いる基準高さに換算すると+1.257mになります。


つまり、潮位126cmのときに海面が標高(海抜)0.00mの位置にある・・・という計算になります。

では、これを別の港に当てはめて計算すると・・・実は当てはまりません。




問題はこの基準高さは港湾毎にまちまちなのです



つまり、宇野港でいう200cmという高さと、別の●●港の200cmを並べてたとしてもまったく異なった標高になるということです。


地形図の等高線のように全国どこでも一律の比較ができるものではないのです。




なぜこんなことになっているかというと、験潮所によって潮の上下幅が異なるからです。

潮位の基準高は、極力マイナス潮位が表示されないよう標高と比べてうんと低い位置に設けられています。




そもそも潮位は地形とか潮流に左右されるので、港によって潮の高さが異なります。


私が住んでいる岡山に比べて、しまなみなどはもう少し高い数字(300~400cmとか)になっているはずです。

同じ高さを用いると、下げ幅の大きい港ではマイナス潮位が発生してしまいます。




考えてみると、海抜と港湾基準面の差はせいぜい1~2m前後で・・・
富士山のようなとてつもなく高い場所と比較すると誤差のようにも思えますが、我々釣り人にとっては気になる数値ですよね~



とくに・・・この地では(更汗)

見誤ると大変なことになる・・・悪い見本でした。。。

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