リールの未来と回顧(その2)

リーダー

2019年04月01日 23:26

【充実の08/09モデル】

2008~2009年といえば、シマノのARーCスプールやマシンカットハンドルが行き渡り、

現行モデルの礎ともいえる技術やデザインが確定していきました。

充実の黄金期を迎えたともいえます。ш( ̄▽ ̄)ш



(左:09セフィアC3000S,右:09コンプレックス2000HGS-F3)


今更ながらのことなので、細かいスペックの記載は避けますが・・・

08ツインパワーは、密巻き方式から通常のスロー・オシュレーションに変更され、

ツインパらしい質実剛健を踏襲しながらも、

ある意味、男っぽさが洗練されたようなデザインとなりました。




(08ツインパワー2500S)


バブル期の自動車業界を彷彿させるような、過剰なまでのラインナップは・・・

09ツインパワーMgとその派生機種に現れました。

・09セフィア
・09エクスセンス
・09コンプレックス
・10炎月



(09ツインパワーMgのタイラバ用として登場した10炎月C3000HGS)


この頃からかハイギヤモデルの投入が顕著となり・・・

セフィアを除いてダブルハンドルモデルは夢屋オプションの形がとられるようになりました。


現状のモデルと決定的に異なるのは、金属ボディが主流で、

軽量化のためにMg合金が採用されていたことです。

Mgというと、03モデルあたりまでは淡水専用とされていましたが、

06モデルあたりから、海水使用OKが当たり前のこととなっていきました。

(個人的にはMgモデルを復活させて欲しいです)


一方、少し残念だったのは、08バイオマスターです。

デザインの刷新、ARーCスプール、マシンカット・ハンドルは実装されたものの、

KIX対策の急先鋒としての役割を終えたかのように、

7BB→5BBへと印象としてスペックダウンされた感がありました。

( ̄п ̄|||)


05バイオマスターのMg派生機種である06バイオマスターMgは、

09モデルでレアニウムと名を変え、次の12モデルを最後に姿を消してしまいました。



ツインパワーに関しても、ラインナップの拡大政策に陰りが見え始めたのか・・・

多すぎるモデルの維持は、コスト面でも厳しかったと思います。(・_・;)

次期モデルチェンジでは、ある意味禁じ手ともいえるツインパワーとバイオマスターの互換性共有という

コスト対策が図られましたが、上位モデルが売れにくくなるという形で、

あまり良くない方向へ向かっていったような気がします。┐(´~`;)┌


Mgボディの採用は09/10モデルを最後に姿を消し、Ci4へと受け継がれていったのです。






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